試合後の食事のポイントは?
全力を出し切った試合後は、心身ともにくたくたになりますね。疲労を意識するのは筋肉、呼吸器系や関節などだと思いますが、実は内臓にも影響を及ぼしています。なかでも肝臓に対するケアは、パフォーマンスの向上と体調管理のために極めて重要です。世の中で肝機能改善に関するサプリメントや飲料が数多く上市されていますが、これらはスポーツとも密接に関係しています。
肝臓は、みぞおちの辺りから右脇腹にかけて存在し、大人では約1.0~2.5kg(体重の約1/50)と、人体で最も大きい臓器です。栄養素の消化・吸収、解毒、造血、エネルギー産生(グリコーゲンの貯蔵やグルコースの合成)など、さまざまな重要な働きを担っています。「肝心要(かんじんかなめ)」という言葉に、肝臓と心臓の重要さは現れていますね。ちなみに心臓の重さは約300g、握り拳大の大きさです。
試合後の食事は、肝臓に負担のかからない摂り方をすることがポイントです。エネルギー、たんぱく質、脂質を摂り過ぎないこと、また、規則正しく食べることも大切です。よく噛んで食べることによって、消化がよくなります。
肝臓に良い食べ物といえば、第一に、必須アミノ酸が多く肝臓の修復や再生に役立つ良質のたんぱく質です。納豆や豆腐、枝豆などの大豆製品、牛乳が良いですね。しかし、摂りすぎはよくありません。
しょうが科の秋ウコンに多いクルクミン(ポリフェノールの一種)が肝臓に良いというのも、最近は良く知られるようになってきました。胆汁の分泌をよくし、肝機能を活発にしてくれます。これら、低分子のポリフェノール類は活性酸素を消去し、疲労の蓄積を予防する働きもあります。
また、アスタキサンチンをはじめとするカロテノイドも肝機能を改善する働きがあります。ポリフェノール+アスタキサンチンは、試合前だけではなく試合後にも欠かせません!
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逆に、疲れたときに避けたいのは脂肪分の多いもの、肉類や小麦粉など。飲みすぎ・食べすぎは肝臓に負担をかけます。祝勝会の焼き肉&痛飲は問題ありですね(笑)。肝臓に負担をかけないため、食後1時間以内の入浴は避けましょう。
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