発汗によって喪失するミネラル類のうち、疲労と関わりのあるものの1つに、亜鉛があります。吸収率があまり高くなく、他の栄養素によって阻害されやすいので、激しい運動をするアスリートでは不足する場合もあります。

マラソンなどの持久系の種目では15~20mg、短距離・跳躍など瞬発系の競技者では、20~30mgも必要になるという報告もあります。
亜鉛には、活性酸素消去物質として体内で合成される酵素、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の生合成を促進する働きがあることが知られ、この作用によって間接的に活性酸素と闘う効果が生まれると考えられます。

また、細胞分裂や再生など新陳代謝にも関与していることから、不足するとケガなどの回復が遅れます。そのほか、欠乏により免疫機能や活動性、記憶や注意力の低下を招きます。

アスリートには貧血で悩む人が珍しくありませんが、亜鉛欠乏はスポーツ貧血の重要な因子でもあります。

ちなみに、亜鉛の成人推奨量は男子で9mg、女子は7mgです。
摂取上限量は、1日15mg(栄養機能食品の規定)とされています。
牡蠣やビーフジャーキー、レバー、パルメザンチーズなどに多く含まれ、ビタミンCと一緒に摂ると吸収効率が上がります。

アスタキサンチンやポリフェノール類ほどの即効性はありませんが、アスリートにとっては普段から摂り続ける必要がある成分です。

M&K アスタキサンチンE(天然アスタキサンチン&ビタミンE)

◆参考資料


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