先日、ウォーミングアップについてバスケットボールの選手と話しました。テーマは「何を目的にウォーミングアップをするのか?」です。彼の回答は、「いきなり激しい運動をすると怪我をしがちなので、身体をほぐすことです」でした。

この答えは50点かな? そこで私からまた質問。
「じゃあ、どうしてウォ-ミングアップっていうんだろう?」
彼は、「あれっ?」…
 
ウォ-ミングアップの重要な働きの一つに、「全身の体温を上げること」があります。体温は、身体の部位によって異なります。特に冬は、脚部や手足の体温は低く、血液の循環も悪い状態にあります。ウォーミングアップで充分に体温を高めることにより、血液に乗って栄養分も末端まで行きわたり、運動ができる状態になります。体温が充分に高まらない前に激しい運動を行うと、痙攣など筋肉の故障を起しやすくなる訳です。

冬は体温が低いため、ウォーミングアップを入念に行う必要があります。屋外で行われる競技の場合はより重要です。
 
ところで、ステーキを食べたら、元気がわいてきたなんていう経験は、ありませんか? たんぱく質や脂質を摂取すると身体が温まりやすくなります。もう1つの秘密兵器が香辛料やスパイスです。一般的に、暖かい料理を食べると血流が良くなり、体温が上がります。しかし、その効果が続くのは30分だけです。
 
しかし、唐辛子入りの料理を食べた場合は、1時間以上長くキープすることが可能なのです。また、運動前にビタミンB群、特にB1を摂っておくと、エネルギー産生が効率よく行われます。覚えておいてくださいね。