サプリメント市場が伸び悩む中、スポーツサプリだけは好況を呈しています。しかし、アスリートやスポーツ愛好家がスポーツサプリに関する科学的な研究の情報を得る機会は、生活習慣病対応のサプリメントと比較すると、きわめて乏しいですね。

明日、三重大学で行う「スポーツサプリシンポジウム」は、日本農芸化学会にサポートして頂いています。「スポーツと農芸化学?」と意外に感じられる方も多いと思います。でも実は、サプリメントの素材開発に関わる研究は、主に農芸化学領域で行われているのです。例えば、プロテインは牛乳や大豆由来、アミノ酸は主として微生物発酵によって生産されていますし、ビタミン類に至っては、日本農芸化学会初代会長である鈴木梅太郎博士によるアリザリン(ビタミンB1)の発見が、大きく寄与しています。

このように、スポーツサプリメントは農芸化学・運動生理学などの連携によって開発され、企業によって製品化されてアスリートの手に渡るわけです。したがって、サプリメントを正しく活用するには、それぞれの研究分野に携わる専門家による意見を総合して決めていく必要があるのです。

講演は、京都大学の森谷先生(元体操日本代表チームリーダー。今も、青年のように若々しい方です)による「サプリメントと運動生理」、日清ファルマの鈴木良雄博士(箱根駅伝チームも使用するサプリメント、ウィグライプロの開発者)、そして、三重大学の杉田先生には、サッカーワールドカップ日本代表チームの高地馴化をテーマに行って頂きます。

私は「スポーツサプリの開発と実践例」と題して、スポーツサプリの重要性や機能、効果的な使い方などを分かりやすくお話ししたいと思っています。

講演終了後のパネルディスカションでは、M&Kの梶川洋平選手と須田紗織選手も参加し、皆さんからの質疑応答にお答えします。今回のシンポジウムがスポーツサプリ活用の一助となれば嬉しく思います。

【おまけ】
写真は、津市界隈で一番華やか(?)な、三重県立文化センターのイルミネーションです。BGMとともに、なかなか凝った演出で、楽しませてくれています。

三重県立文化センターのイルミネーション三重県立文化センターのイルミネーション三重県立文化センターのイルミネーション