血糖値をキープするために重要な肝グリコーゲンに対して、筋グリコーゲンは短距離種目などの無酸素運動に極めて重要です。

無酸素運動では、グリコーゲンだけでATPを生産するエネルギー供給システムが働くわけです。このパワーは極めて大きいのですが、約40秒間しか持続することができません。
筋グリコーゲンは体内で乳酸に分解されます。乳酸が血液中にたまるとpHが下がり、筋肉痛を伴います。

運動をやめると溜まった乳酸は酸素によって燃焼され、二酸化炭素と水に分解されます。したがって、休養後は再び無酸素運動を行うことが可能になります。

このように、アスリートにとってグリコーゲンは非常に重要なものです。通常、試合の数日前からタンパク質主体の食事をでんぷん(糖質)主体の食事に切り替えることを推奨しています。
グリコーゲンローディング(カーボンローディング)とは、ご飯などの糖質を普段の2倍くらいに増やして、体内にグリコーゲンを蓄積する方法です。


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