亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあり、不足すると味覚の異常、免疫力の低下などにつながります。

「なんだか食べ物の味が変だな」と思ったり、やたらと悲観的な気分が続くようなら、注意信号です。平成18年の国民健康・栄養調査で通常の食品から、男性は平均9.1mg、女性は平均7.6mg摂取しており、ほぼ必要量を充たしていますが、アルコールをたくさん飲む人やアスリート、高齢者は不足しやすいので、気をつけましょう。

また、亜鉛は体内で発生した活性酸素を消去するSOD(superoxide dismutase;スーパーオキシドディスムターゼ)などの酵素の活性中心元素としても働いています。不足するとSODを体内で造る力を損ねますので、激しい運動をする人にとって、特に重要な栄養素です。

運動やトレーニングによって亜鉛の消費量が増えますが、その多くは、発汗によるものです。汗をかくとビタミン・ミネラルが大量に失われますが、亜鉛も発汗によって失われやすいミネラルの1つであり、激しい運動を行う際には適宜、補給が必要です。

食品では牡蠣やレバーに多く含まれますが、一般的には食事時あるいは食後に、サプリメントで補うことが有効です。鉄や銅、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ると、吸収効率が上がります。レモン汁をかける、あるいは料理にお酢を入れることなども効果を増強する手段になりますので、食卓にお酢を常備しておくといいですね。

食後にお茶類を飲むのもおすすめです。


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