人間は安静にしている時、1回の呼吸でほぼ1リットルの空気を吸っています。
そのうちの約200ミリリットルが酸素、さらにこのうちの2~3%が、体内で活性酸素に変わります。
つまり、1回の呼吸で4~6ミリリットルの活性酸素が、体内で発生しているわけです。

この活性酸素は、一重項酸素、スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシルラジカルの4種類に分けられます。
過酸化水素(安定だが、体内では容易にヒドロキシルラジカルに変換される)を除き、活性酸素の寿命は極めて短く(スーパーオキシドで約1/100万秒、ヒドロキシルラジカルで約1/1兆秒、一重項酸素は何と約1/1京秒)、そのまま水や普通の形の酸素に戻ります。
また、一部はビタミンCやSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる酵素の力で、同じく水や普通の酸素に戻ります。
残りのごく一部の活性酸素が、身体に傷害を与えるのです。

North Atlantic (1995)
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