長距離をやっている高校生で疲労が解消できず、CPK(クレアチンリン酸キナーゼ)値が高めとのご相談を頂きました。
長距離種目では激しい運動を長時間・長期間にわたって継続することになります。その結果、筋肉に含まれる筋繊維が傷つき(この事象は運動時には常に起こります)、一時的なCPK値の上昇につながっていると考えられます。
傷ついた筋繊維を栄養と休養(充分な睡眠)によって回復させ、トレーニングを行うというプロセスの繰り返しで、筋肉は肥大し、運動能力が高まっていきますが、筋肉がじゅうぶんに回復しない状態で運動を再開すると、トレーニング効果が得られないばかりか、故障の原因にもなりかねません。
現在、練習日には「スタミナ」と「リカバー」を摂取されているとのことで筋肉疲労に対する対策はできているのですが、筋肉以外の部分に関する疲労がうまく解消されていないようです。
内臓に疲れがたまると、だるさや集中力の欠如、筋肉痛やコリ、張りとして現れることがあります。対策としては、アスタキサンチンなどの活性酸素消去物質を毎日摂り、常に体内に一定濃度を蓄積しておくこと、また、屋外で浴びる太陽光線に対するケアや水分補給も重要です。
(幹 渉)
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