今年こそ!という思いで挑んでいたのに、本当に直前の大事なところで痙攣が起きたり、怪我をしたりで、それが悔しくて、そしてやりきれなくて・・・出来ないことには必ず原因があるし、それがわからないからスタートラインに立つことが出来なかったんだと思います。
冬季練習はすっきりしない気持ちのまま、「でも、来シーズンこそ!」と思って毎日トレーニングしていたところもありました。そのお陰か、冬の間に体もひとまわり大きくなって、今シーズンはそれが少しずつ形になってきていた実感もありました。
日本選手権前は、この何年かうまくいっていなかった部分も、やっと克服できそうだ!と思っていたのですが・・・けれども、スタートラインに立つことすらできませんでした。
あれから「また頑張ればいいじゃないか!」と自分に言い聞かせてきましたが、正直なところ気持ちの疲労感が大きかったです。日本選手権の前日に怪我をしてしまったときに、「悔しい」気持ちもあったのですが、反面、「疲れた」という気持ちも大きかった。
たくさんの方々が、そんな私を様々な形で支え、応援してくれていて、私はそれが本当に嬉しくて、有り難く思っています。 だからこそ「頑張りたい!!」気持ちもあるのに、今はどうしても頑張れなくて・・・皆さんへの感謝の気持ちを形としてあらわせず、すごく申し訳なく思います。
前半戦を振り返って、これが今の正直な心境ですが、次のレースである「トワイライト・ゲームス」までに、まずは元気な姿でスタートラインに立つことが出来るように・・・そして、ゴール後にいつも通りの笑顔になれるように・・・少しずつやり直していこうと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
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私は、今は頑張る時ではないのではないかと思います。バンクーバーを逃したところから、心機一転しての今シーズンのスタートだったと思いますが、手ごたえをつかんだが故に、頑張りすぎたのではないかと。なので、日本選手権直前のケガを機会に「頑張れないモード」になったと、私は考えています。
だから今は焦らないでほしい。きっちり治れば自然に気力もアップするはずです。
いつも温かく見守ってくれていて、ありがとうございます。
正直な気持ち、「焦らないでほしい」という言葉に、少しほっとしたというか・・・
コウシチチさんのおっしゃる通り、ずっと張り詰めていた気持ちのままこの1年が過ぎていったところがあるのかな。そう思います。
怪我というよりも、気持ちの消耗のほうが大きい部分を占めていると思います。
「自分で限界を作ってはいけない」そう思っていましたが、今はなんか頑張れなくて。
この1か月半、そんな自分と葛藤の毎日でした。
だから、この言葉でちょっと心が楽になった気がします。
ありがとうございますね!
この機会に自分自身を見つめ直してみようと思います。