アキレス腱は、ふくらはぎの腓腹筋・ヒラメ筋をかかとの骨にある踵骨隆起に付着させる腱であり、人体で最強かつ最大の腱です。
かかとを持ち上げたり着地する足先を地面に踏み込ませるなど、運動時に重要な機能を果たしています。
瞬間的に大きな負荷がかかると、アキレス腱炎やアキレス腱断裂などを起こすことがあります。
これらの原因としては、
- ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が急激に収縮した時にアキレス腱が過緊張され、アキレス腱のコラーゲン線維に微小な断裂が起こる。
- 長時間の運動による摩擦。
- 連続したジャンプ動作などによってアキレス腱に過度のストレスがかかる。
- 疲労時に無理な運動を行うことにより、アキレス腱にストレスをかける。
などが考えられます。
運動前にはストレッチを充分に行って足首の柔軟性を高め、靴にはパットを当てたりクッションを入れるなどして、衝撃を緩和すると良いでしょう。
(幹 渉)