やむをえず、ストイックな食事制限で体重増を防いでいるアスリートもいると思います。しかし、無理なダイエットは気力や体力を損ない、結果的に競技にデメリットをもたらすことも少なくありません。
私も大勢のアスリートの栄養相談にのってきましたが、これまでの経験を総合して考えると、食べた上で体重を増やさない工夫をする方が良い結果が出るようです。
食事の際に炭水化物を増やすことにより、筋肉のつきすぎを抑えることができます。この食事法はカーボンローディングにも繋がりますので、無酸素運動時に楽ができると思います。
トレーニング面では、筋肉を伸ばす運動や水泳を取り入れると良いでしょう。水泳の場合は陸上競技とは使用する筋肉が異なりますから、肩の周り、大腿筋とハムを使うことを意識して泳ぐことが大切です。
(幹 渉)