ポリフェノールは植物に多く含まれる成分であり、ワインポリフェノール、ココアポリフェノールなどが知られていますが、これらはけっして一種類の化合物からできているのではなく、通常、一つの植物に十種類以上が含まれています。現在、ポリフェノールは、4千種類が知られています。
ポリフェノールは、簡単に2つ以上のものが結合して大きな分子になります。小さなものの中で代表的なものとして、お茶に含まれるカテキン、コーヒーに含まれるクロロゲン酸、ソバに含まれるルチン、秋ウコンの主成分であるクルクミンなどを挙げることができます。『ポリフェノールC』に含まれるヒメウコギにはクロロゲン酸やルチンが含まれています。
一方、分子量の大きなものとしては、ワインポリフェノール、フラバンジェノールなどを挙げることができます。これらのうち大部分は、活性酸素の一種であるスーパーオキシドの消去物質として重要です。
(幹 渉)
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