欧米で大人気「氷上のF1-ボブスレー」とは/熊谷史子


熊谷史子です。この冬はボブスレー日本代表として、欧米を4ヶ月間遠征しました。
 
日本ではあまり馴染みのないボブスレーですが、ヨーロッパでは「氷上のF1」と言われるほど、人気のスポーツです。冬場、欧米へご旅行の際には、テレビで「ユーロスポーツ」をご覧下さいね!

まず、ボブスレー競技とは……氷の道をソリで滑り、速さを競う競技です。最高で時速120~130kmのスピードが出ます。
役割はパイロット(ソリを操作する人)と、ブレーカー(ソリに初速をつけて、ゴールをしたらブレーキを引く人)のふたつです。私はブレーカーです。
 
女子は、ソリ+ランナー+人間<350kg ではなければいけないという規則があります。日本チームは小柄なので、ソリはおそらくどの国よりも重いと思います(私たちのチームのソリは、約230kg あります)。2人ではとても運べないので、他人の助けなしでは絶対に出来ません。
 
練習は基本的に1日2本滑走しますが、ブレーカーは2人なので、1本ずつしか滑ることが出来ません。1日1本の真剣勝負です!!
練習はたった1本ですが、滑ると重力がかかり身体の負担も大きいですし、ソリの整備や持ち運びもとても大変です。

ランナーの手入れ

ランナーの手入れ

さらにブレーカーは、ランナーの管理もしなければいけません。毎日練習後は、ランナーを自分の部屋で乾かします。試合前日には、ランナーを紙やすりでピカピカになるまで磨きます。少しでも氷の摩擦が少なくしてスピードを出すためなので、ランナー磨きは大切な仕事です。
そして試合が終われば即効で移動の準備をして、車とトラックで次の会場へ向かいます。
次の試合会場へ行っても大体同じ顔ぶれで、まるで団体旅行のようです。会場で誰かが困っていれば、たとえ言葉が通じなくても、助けてくれます! 母国語で一生懸命アドバイスを下さる人もいます!!
 
ボブスレーは、本当に他人の助けなしでは出来ない競技です。
「ありがとう」の気持ちと笑顔を忘れないで、来シーズンも上位入賞目指して頑張ろうと思います!!



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